テーマ:チロルの伝統文化とそれを受け継ぐ人々
 
  1. 民族宗教の文化が残るチロルの風習
 

アルプスの渓谷に点在するチロルの村々は、かつて交通手段が少なかったため人々は孤立同然の生活を余儀なくされていました。そのため、山岳農村には独自の民族宗教と文化が発展。農民の心の支えとなったキリスト教以外に、チロル各地では民族宗教と数多くの伝統行事が行なわています。明るく楽しそうな行事の影には過酷な生活が隠されています。伝統行事をじかに感じ、かつてのアルプス生活の実態にスポットを当ててみます。

  2. 愛子様の木彫りのオモチャ、チロルの渓谷に残る伝統芸術
 

つかまり立ちができるようになった愛子様、お気に入りのかわいらしい立ち歩行器は皇太子妃・雅子様がご自身でお選びになってご購入されたものです。優しい色とかわいい形をしたこの立ち歩行器は、アルプスの麓にあるチロルの村で作られました。伝統と高質を守り続け、1955年から腕の磨かれたマイスターによって一つ一つ丁寧に作られているこの木製のオモチャには、立ち歩行器、木馬、木製の車や電車など子供たちが喜ぶものばかり。そんな自然溢れるチロルの木製オモチャ作りにチャレンジ!アルプスの自然と伝統にじかに触れることで、チロルの心温まる魅力を感じ取ることができます。

  3. アルプスの麓、チロルで暮らしに欠かせない「チロリアン・ミュージック」
 

チロルには音楽を愛する人が多く存在します。伝統的なツィターの音色を始め、ギターやアコーディオンを奏で、人々はヨーデルや民族音楽を歌いウィンナーワルツの元になったチロリアンダンスを踊って楽しみます。この音楽はアルプスの美しい自然の中で代々大切に受け継がれてきた伝統音楽です。チロルの家庭ではこのメロディーは生活の一部となっており、家族団欒を楽しむのには欠かせないものの一つでもあります。チロルで歌われる甘くて切ないメロディーは、美しいアルプスの自然、恋愛と失恋の感情を表したものが多く、これらは一つ一つ世代から世代へと受け継がれて伝統が守られてきました。音楽には人々を結びつけ、心を豊かにしてくれる力があります。そしてチロルの伝統音楽は、アルプスに住む人々を美しい音色とともに温かい愛情で包み込んでくれるのです。