海外修学旅行の意義
 

 現在日本では国際化と言われる中、子供たちが「内」に閉じこもる傾向があります。核家族で育ち、学校でも同じ年齢層の同質性の高い仲間や友人だけを交流の場としていることが多く、きわめて限られた社会の中で教育を受けています。余暇の過ごし方も、外で遊ぶよりもテレビゲーム、自然を散策するよりインターネット・・・。こうした中で、違う価値観、年齢層の人と直接知り合う機会を失い、必然的に子供たちの視野はどんどん狭くなってしまいます。そのうえ子供社会の中では「みんなと同じでないと安心できない、いじめられる」という恐怖感から本心や個性を知らず知らずのうちに押し殺し、本当の意味での心と心のふれあいやコミュニケーションが減り、他人との付き合い方や距離のとり方が分からないという子供が増えています。また自然と触れ合う機会も少なく、命の尊さというものが実感できない・・・。そのため子供たちの間に様々な問題が生じています。
 そこで海外修学旅行を行うことにより、普段の生活では味わえない異文化の伝統的生活様式をじかに体験することで、子供たちの世界を広げることが出来ます。国境を超えた交流によって、今まで当たり前にしてきた生活を見直し、日本の文化を再認識し、そして更に自分自身を見直す・・・。全く新しい土地で、多くの人に出会い別れ、さまざまな考え方や価値観を知り、子供たちはきっと大きく成長することでしょう。

① 視野を広げる
 海外修学旅行では普段の生活では味わえない異文化の伝統的生活様式をじかに体験することができ、子供たちの世界を広げることができます。海外に出向き、言葉や食べ物、音楽や風俗はもちろん、思想・宗教など日本とは大きく異なる文化を体験することにより、多様な存在に気づくと共に寛容な心が養われることでしょう。海外の経験から多くの感動を味わい、学校では学ぶことのできない、貴重な時間を過ごすことができます。

② 国際感覚を養い、自己を認識する
 これからの社会、様々な面で国際交流が進み、人や国の世界的な相互依存関係が増進し深まって行く中で、特に若い世代では国際社会に生きているという「国際感覚」を持つことが必要と思われます。異文化を持った人々と共に生きていくためには、広い視野を持って異文化を理解し、これを尊重することが大切です。また国際理解のためには日本人として、そして個人としての自己を認識することも重要となります。日本という国の歴史や文化、現在の政治や経済、大衆文化など、海外修学旅行は自国を見直す結果ともなります。

③ 可能性を広げる
将来、自らの感覚と価値観で物事を確かめ、判断し、責任を持って実行に移す「生きる力」をつけるためには、若いときに実際に異文化を体験し、協調しながら国際性を身につけていくことが大切です。子供たちに幅広い感覚を持たせるとともに、国際人として世界で活躍できる大人へと可能性を広げるためには、若いうちから世界を舞台に様々な経験を積極的に積むことが、子供たちにとって可能性、将来性を広げる重要なポイントだと思われます。海外修学旅行で得た異文化での素晴らしい感動と喜びの数々は、子供たちの助け合いの心を育て、将来への自信と勇気を与えてくれることでしょう。

海外修学旅行はヨーロッパ諸国の学校では盛んに行なわれており、ヨーロッパのみならず、アメリカやアジアへ積極的に出向いています。日本でも海外修学旅行は徐々に教育の一環として取り入れられています。異文化をじかに体験し、国境の越えた友情を育むことなど、海外修学旅行は国際化が進む現代社会において、大変重要な教育の一つと考えられます。
当オフィスでは、このような海外修学旅行を実施したいと考えている学校をサポートし、オーストリアでの素晴らしい異文化体験をバックアップいたします。