アルプスの動物
 

ユニークな生態系に生きるアルプスの動物たち

アルプスに生息する動物は植物と同様に様々な知恵をもって過酷な自然に適応しながら進化してきました。そのためアルプスに生きる動物たちはとてもユニークな生態をもっています。シャモア、マーモット、赤ジカ、そしてイヌワシなどの多種の鳥類、そして様々な魚類などがチロルを流れる川や湖に生息しています。
美しい花々が一面に広がる草原では家畜は草を食み、上空にはタカや鷲が舞います。そして山地ではマーモットが日向ぼっこをし、シャモアが岩の斜面をかけあがる姿が見られ、チロルの森ではアカジカやノロジカなどに出会うこともできます。これらの動物との出会いによって、旅行者はアルプスの自然をより実感でき、アルプスならではの貴重な体験が思い出となることでしょう。

インスブルック・アルプス動物園

チロルの州都インスブルックにはヨーロッパで最高の標高にあるアルプス動物園があります。アルプス地方に生息する動物を自然状態に近い環境で飼育するユニークな動物園で、代表的なアルプスの動物に加え、自然状態では既に絶滅した動物も見られ、国際的にも高く評価されています。詳しくは当ホームページの「エクスカーション」をご覧下さい。

  アルプスの代表的な動物
 

マーモット
アルプスの人気者のマーモットはリス科の仲間で、小さな足ながら犬と同じぐらいのスピードで走ることができます。鋭い歯で草木やその他の食べ物を噛み切ります。好物はクローバーで、繊維を食べる菜食主義者。体重は大きくて4.5kgほど、体長は
約60cm。マーモットは2匹から6匹の子どもを生み、2ヶ月間母親と暮らした後、独り立ちします。ワシ、キツネ、コヨーテなどの肉食動物から身を守るため泳ぎと木登りを得意とします。

シャモア
岩山の急斜面をバランス良く華麗に飛び回るシャモアは、チロルの美しい山々でもしばしば見ることができ、ハイキングやトレッキング愛好家の疲れを一気に忘れさせてくれます。シャモアはヨーロッパやアジアの高い山の森林に群れで棲み、夏は標高4200mあたりまでのぼり暮らします。群れが食事をしている間は、必ず1~2頭が見張っていて、怪しいと思う時は前足で地面をたたいて群れに合図をおくります。

イヌワシ
北半球の山岳地帯や開けた草原地帯に生息するイヌワシは大型の猛禽類の一種で、哺乳動物、鳥類、亀やマーモットなど15kgまでの獲物を狙います。強い両足で約5kg持ち上げることができ、重い獲物は細かくしてから食べます。体は黒褐色で雌の方が一回り大きく全長 75~90cm、翼を広げると約204~220cmにまでなります。主に山岳地域の切り立った崖で繁殖しますが、北上山系では大木の上方に巣を作ります。アルプスの生態系の最上位に立つイヌワシは、その強大な姿形からヨーロッパの権力者のワッペンに好んで用いられました。

カワウソ
イタチ科食肉目。水生哺乳類。水生で指の間に発達した水かきを持っています。主に、水中で獲物を取り、魚類をはじめ、カエル、甲殻類、鳥類、植物などを食べます。アルプス動物園でその詳しい生態を知ることができます。

ニジマス
サケ目サケ科。純淡水魚。体側に幅広い赤色の縦帯があり、腹面を除いて、ほぼ全身(各鰭も含めて)に、小さい黒色点が数多く散在しています。産卵は4月~6月。雑食性で、チロルのあらゆる河川で自然繁殖しています。