チロルの料理
 

チロルの料理

 チロルの料理は、もとをたどるとオーストリア・ハプスブルク帝国時代にその地理的位置からドイツ、スイス、イタリア、チェコ、ハンガリー、クロアチア、ポーランドなどから伝わってきた料理がほとんどです。各国の料理をたくみに取り入れ、近隣国の影響を少なからず受けつつも独自の食文化を築き上げてきました。チロルは郷土愛が大変強く、チロル独自の食文化が現在でも深く根付いており、アルプスの山々に囲まれ厳しい自然の中で育まれた生活の知恵の集積とも言える食文化が息づいています。酪農の盛んなこの地方では、チーズを使った料理やソーセージ、ハム、ベーコンなどの肉を使った料理が数多くあります。季節によって初夏には白いアスパラガスSpargel、秋から冬にかけては猟獣肉 Wild(鹿 Hirsch、猪 Wildschwein、兎 Hase、キジ Fasen、11月11日の聖マルティンの日に食べるガチョウ)、そしてキノコ Pilz類などが楽しめます。料理は全般的に素朴でボリュームたっぷり、やや濃い味付けが特徴です。
 オーストリアの料理は、アルプスのふもとで母から子へと代々受け告げられているチロルの郷土料理をはじめ、ハプスブルク帝国時代に宮廷で振舞われた料理まで、バラエティーに富んだ食事を楽しむことができます。あらゆる地域から料理の知恵を集めうまくアレンジした料理の数々で、歴史の重みを感じる味をぜひ堪能してください。

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